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2005年02月12日

村山新の概ね嘘日記

ジャングルで隠れんぼとか西部の村で人斬りとか奪われた体を取り戻す為に妖怪と戦ったりとか剣と魔法の世界で冒険とか合戦とか千の仮面を見たりとか時間泥棒と熾烈なチェイスしたりとかバナナになって園児と踊ったりとかバイト先で客と揉めたりとか金が無いので毎日ウドンと梅干しとかエアコン壊れたりとか部屋の中で吐く息が白かったりとかしかも掃除をしておらずエントロピーが最高潮になったりとかしているうちにもう二月も半ばです。

怪盗三姉妹はまだ来ません。キャッツカードは未だこの手にあるというのに・・・。
虚しさと悔しさがないまぜとなって涙になるのを押さえ切れず、俺は天を仰ぎます。
そんなに盗む物が無いのか。てか、そんな所に予告なんかするなよぅ。
コートのポケットの中で揉まれ、すっかり歴戦のオジイチャンに成り果てたキャッツカード。捨てる前にじっと見つめます。
おや? カードに描かれた猫の部分が剥がれかけている。ひょっとしてこれは、二重構造では。
俺は迷わず猫を剥ぎ取ります。ぺりぺりぺり。
思った通り、そこには文字が書かれていました。成る程、予告カードではなく、メッセージカードだったのか。余りの喜びに打ち震えながら、俺はメッセージを読み上げます。
「ノリシロ!」
つづく。

投稿者 member : 2005年02月12日 09:52

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